日常 スズメの巣立ち

先日落っこちてたヒナは、翌日には巣立ちを迎えたのか

朝から通路でぴよぴよと鳴いていた。

 

両親スズメは通路脇の塀の上に乗って、まるで車を誘導する笛みたいに

「ピピッ、ピピッ」と一定の間隔で、規則正しく鳴きつつ徐々に

遠ざかっていき、しきりにヒナを促している。

 

そんな事をほぼ一日中繰り広げていたにもかかわらず、その日は

巣立ちならず。夕方までかなり粘っていたご両親もどこかに帰っていった。

 

 

夜になって外に出てそっと様子をうかがってみると、落っこちた時に

避難していた排水口のくぼみに、小さく身を寄せ合ってじっと目をつぶっていた。

 

 

翌日も朝から熱心にご両親の指導。…も巣立ちならず。

そんなこんなで3日程経過してしまった。

 

 

いつの間にかくぼみの部分には、どっから持ってきたのか枯れ草

なんかが敷かれ、人もこないのでヒナたちはそこで3羽仲良く

チュンチュンして楽しそうにしている。

 

なんか…すっかりニートになってるんだけど…。。

 

その周辺はいかにも「鳥がいます!」というように、白いうんこだらけに

なってしまったので、大家さんか時折やってくる清掃の人にでも気づかれて、

粛清されるのではないかとそこも気が気でない。

 

 

危機感がないので、いつまーでも巣立たないのでは?

と思ったので、軽くプレッシャーをかける事にした。

 

その日もくぼみ付近で3羽かたまってチュンチュンしてたので、

近寄ってほうら、こんなにコワイ人間がいますよ〜とアピールしてみると

ヒナたちは慌てて通路に飛び出てきた。

 

両親スズメは果敢にも近くまで飛んできて「チチチチ!」と

威嚇?の声をあげてくる。

 

その後も時折外に出て、ほうらコワイよ〜とやっていたら

何度目かの時に1羽のヒナが塀の上に。そしてそこからジャンプ!

無事に両親スズメのいる向かいの木までバタバタと飛んでいった。

 

そして残りの2羽も無事に飛んでいったのか、その日のうちに

通路にはいなくなっていた。

 

ぬるま湯にひたっていると、広い世界には飛び立たないんだなー

と身につまされる思いがした。

 

 

まだ時々遊びに来ているようで、よく鳴き声が聞こえてくる。